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【書評】SLA(第二言語習得理論)から見た正しい英語勉強法とは?

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以前から、SLA(第二言語習得理論)が知りたいと思っていて、白井恭弘さんの本を手に取りました。本のタイトルは、『英語はもっと科学的に学習しよう』です。

読後の満足度は高く、英語勉強の進め方を改めて考え直す機会になりました。この記事では、SLA(第二言語習得理論)に基づいた際に効果があると言われる勉強方法の中でもわたしが全然取り組めていなかったものや印象に残ったことを紹介していきます。

 

SLA(第二言語習得理論)って何?

SLAをご存知ない方もおられると思いますので、簡単に紹介しておきます。

SLAとは、Second Language Acquisitionの略で、日本語では第二言語習得理論です。第二言語習得だけであてているものも結構あるみたいです。

人間がどのように第二言語を学習するかの研究分野での理論や仮説である。

第二言語習得の研究は 言語学, 社会言語学, 心理学, 神経科学や教育などの研究分野と密に関係しており、結果として第二言語習得の理論の多くは、そのどれかに起源を持つ。

それぞれの理論は言語習得の過程に一定の光を当てるものとみなされているが、そのどれかが包括的な第二言語習得の理論として全ての研究者から支持されているわけではない。

Wikipediaより引用

まず考慮しておかないといけないのは、SLAは絶対的なものではないということです。Wikipediaにあるように、言語習得に関する研究は幅ひろい分野が関連しているため、因果関係をずばり言うのが難しいんですね。

しかし、研究が進む中で、精度は上がってきており、一定の支持が得られている理論も出てきているようです。

『英語はもっと科学的に学習しよう』の中でとりあげられている理論も、一定の支持が得られて、科学的にも正しいと考えられているものが中心になっています。

 

なぜSLAをベースに考えた方がよいのか?

英語を学習しようとする際に、単語を徹底的に覚える人、文法を重視する人、いきなり英会話から入る人、十人十色いろいろな取組み方があります。

気合い、根性があれば、科学的に見て、あまり効率がよくない方法でも、ある程度のレベルまで持っていってしまうケースがあります。

そして、自分はこのような方法で英語を身に着けた、という本や情報が巷にはあふれています。

これから学習しようという人が様々な情報に触れると、どれが自分にとって良い方法なのか迷ってしまう。

そんな状況があります。わたしも大いに悩んでいます。。

SLAでは、第二言語習得の学問分野の知見を学習方法に照らして、科学的に根拠があり、一般的に通用する方法なのか、という視点で学習方法を考察します。

ですから、より万人向けに良いとされる方法を選択して、学習を進めることができるというわけです。

言ってみれば、「英語学習の地図」と考えてよいでしょう。

SLAによって、目的地にたどり着けることを信じて、安心して進むことができる道を知ることができるというわけです。

 

わたしの感想

それでは、『英語はもっと科学的に学習しよう』を読んでわたしが感じた感想を紹介していきます。

 

「大量のインプットと少量のアウトプットが学習の基本」

大量のインプットと少量のアウトプット(話すこと)が学習の基本

これは、この本の中で一貫して重視されている考え方です。

大量のインプットには、リーディング、リスニングがあります。大量のインプットの上にアウトプットできるようになっていくという考え方ですね。

勉強しながら、インプットとアウトプットはどれくらいの割合でやるべきか、迷いがありました。

インプットばかりしていても、結局使える英語は身につかないのではないか、そんな疑念を持ちつつ勉強していましたが、「大量のインプットと少量のアウトプットが学習の基本」であることを知り、かなり安心感を持てました。

安心して大量のインプットに励もうとメラメラ燃えてきました。

 

しかし、気をつけないといけないのは、大量のインプットだけでは効果が上がらないということ。

少量のアウトプットが必要ということなんですね。この少量のアウトプットは話すこと、あるいは日記を書くことなども推奨されています。

アウトプットしてみようとすることで、できない歯がゆさを感じて、インプットのモチベーションもあげていこうということです。

アウトプットとインプットの良い循環を作るということですね。

 

理想的な第二言語での自分

SLAでは、動機づけで興味深い次のような見解があるようです。

SLAの動機づけ研究で最近注目されているのが、このロールモデルに似た考え方で「理想的な第二言語での自分」というものです。

つまり、「なりたい自分」。

自分が英語を使って、どのようなことがしたいか、どのようになりたいかを意識することで動機づけにつながるという考え方です。

なりたい自分のイメージを明確化することで動機づけが強くなる。

そのためには、ロールモデルの存在が重要な役割を果たすということです。

 

社会人で勉強する場合、この動機づけは本当に重要です。勉強しなくても、すぐに仕事がなくなるわけではないし、周囲でそこまで必死にやっている人はいない。この状況の中で長期間勉強を続けていくというのは本当に大変なことだからです。

 

なぜ、自分はここまでしてでも勉強するのか?

 

この問いに対する答えが明確であれば、目標を達成するまで諦めずに勉強を続けられるということです。

 

3年間で100時間やるのと、1年間で100時間やるのはどっちが効果あるのか?

この問に関して、研究結果からは、後者、つまり短期間で集中してやった方が効果が出る、ということが言えるのだそうです。

長々とチビチビやるよりも、ドバっと短期間集中して身につけてしまう方が良いということですね。

これも私の経験から、賛成です。

期間が数日単位で短ければ、忘れてしまうので、長期間チビチビやった方がよいでしょうが、数ヶ月単位となってくるなら、集中して身につけてしまうというのが効率よいと考えています。

捨てるものは捨てて、1つのことに没頭するという期間が必要ですね。

 

まとめ

この記事では、『英語はもっと科学的に学習しよう』を読んで、気づいたことを中心に、特にSLAからどんな勉強法が効果があると言われているかについて紹介しました。

この本にはその他にも多くの事例がのっている他、著者が英語を習得するまでの経緯も詳しく書かれていますので、興味ある方は読まれることをおすすめします。今までと違った視点で語学学習を眺めることができると思います。

勉強を進める上では、勉強そのものをやることももちろん重要ですが、時には、勉強法自体を振り返ったり、より良い勉強法を検討するという時間を持つことはやはり意義があるなと感じました。

 

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